『ENCOUNTER』 Sing Like Talking
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1988年デビュー、以来「Musician’s Musician」的存在として知られるユニットです が、それもそのはず、各個人いろんなアーティストとの活動で知る人ぞ知る方々ですから。そんな彼らが、1993年にリリースしたこの作品が、私の一番のお気に入りです。 大多数のSLTファンと同様、アルバム『0(LOVE)』の頃からよく聴いていました。 『ENCOUNTER』の少し前にリリースされていたベストアルバム『REUNION』の2枚が、1993年の個人的へヴィーローテーション、私にとっては就職活動のお供として大活躍しました。SONY Walkman(もちろんカセット)に、この2枚を120分テープに片面ずつ録音して、バッグの中に入れて、訪問先から家や大学に帰る道すがらずっと聴いていたのです。 サウンド的には、前2作『0(LOVE)』、『HUMANITY』から続いていたAOR的手法の集大成。メンバーとしても完成形だったのかもしれません。次の『Togetherness』以降ブラコン的要素が強くなりましたが、それが薄れてからはある意味混沌と した、焦点がボケたような印象を受けます。 竹善さんのソロ活動が目立つ昨今ですが、次のアルバム、期待しています。