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『Invitation』 Jaco Pastorius Big Band


ジャズ研究会というサークルでビッグバンドの形態での活動を再開する、という流れの中で先輩に聴かせてもらった多くの音源で、際立って衝撃を与えられたのがこのバンドの演奏する 「Invitation」という曲でした。ずっと気にしていたら、大学2年の時に山野ビッグバンドジャズコンテストで 同志社大学ザ・サードハード・オーケストラが演奏していて、これもまた衝撃でした。 当時はまだ実家が神戸にあったこともあり、正月の帰省の際に京都のライヴハウスで行なわれたライヴを聴きに行きました。それくらいその年のサードハードは素晴らしいバンドでした。 話がそれましたが、ベーシストの中でこれほど個性的かつ音楽的な存在はないであろうジャコの日本でのライヴの編集盤です。もともと 『TWINS』 というタイトルの2枚のアルバムが、その全容を記録した音源だったのですが、ジャコが契約していたレコード会社からのリリースではなかったため、そのままリリースし続けるのが困難になっていたのも事実だったようです。その所属レコード会社からリリースされたのが、このアルバム。無駄に長かったソロなどが編集され聞きやすい形での 収録となっています。ただし「Invitation」はほぼそのままの収録になっていて、個人的に非常にうれしかったですね。なお、『TWINS』も現在はCD化されています。